
ひとり渓流、まだ冬の山で考えたこと。
4月中旬、ふと思い立って山へ。
新緑にはまだ早いけれど、「そろそろ渓流かな」と身体がうずいてくる季節です。
今回は林道沿いに流れる川へ。入退渓がしやすく、道も開けていて、自転車でのアプローチに最適なポイントでした。
静かな山の空気を感じながら、自転車を押して、ゆっくり登っていきます。
Contents
標高1300mの静寂
林道を約1時間半、自転車を押して標高1300m地点に到着。ここから釣りをスタート。
下界では桜が咲いている頃でしたが、山はまだ冬。
雪も残っていて、風は冷たく…そして水温はまさかの4度。
「これは厳しいかも…」と思いながらも釣り上がります。
静まり返った川
案の定、反応はゼロ。チェイスも走る魚も見えません。
おそらく水温が低すぎて、魚たちはじっと動かずにいるのでしょう。
でも、春の山は一日で変わることもある。日差しが差せば、水温も少しずつ上がるはず。
それを信じて、さらに釣り上がります。
午後、ようやくの一匹
昼近くになって、ようやくヒット!
サイズは控えめですが、今季初のうれしい1匹。
ゆっくりとルアーを動かし、深場を丁寧に攻めての1本でした。
水温が5度を超えたあたりで、ようやく魚が動き出すようです。
少しずつ、川が目覚めてきた
水温が上がるとともに、ポツポツと反応が出てくるように。
とはいえ、まだまだスローで、ルアーに追いつけない魚も多い印象。
本格的なシーズンインは、もう少し先になりそうです。
帰り道、唐突な黒い影!
釣りを終えて林道を下っていると、カーブの先に突然現れる黒い影…!
一瞬ビクッとしましたが、正体はカモシカでした(笑)
急に近づくとお互いびっくりするので、静かに距離をとってお見送り。
山では“急な獣”が一番怖いですね。
ひとり渓流の注意点
今回は一人での釣行でしたが、やっぱり渓流は誰かと一緒が安心です。
- 熊との遭遇
- 落石や滑落の危険
- 怪我をした場合の対応
一人で行く場合は、必ず家族や誰かに「行き先(川の名前・エリア)」を伝えておきましょう。
それだけでも、万が一のときの対応が違ってきます。
今回のおすすめアイテム
■ バイラ50H
しっかり沈めてボトムを攻められる、低水温期のエースルアー。安定の“永遠の1軍”。
■ ピュア5g(スプーン)
ちょっと重めのスプーンでリフト&フォール。目先を変えたいときにも便利です。
■ 折りたたみ自転車
林道を楽に移動できて行動範囲が広がる最強アイテム。車に積んでおける軽量タイプが便利!
■ 熊よけスプレー・鈴
出会わないことが第一。備えあれば憂いなし。スプレーと鈴、両方があると安心です。
※熊よけアイテムについては、過去記事でも詳しく紹介していますので、よかったらチェックしてみてください。
最後にひとこと
「渓流は、早起きの魚よりも、春を待つ人間を試してくる。」
そんなことを思いながらの一日でした。
釣れても釣れなくても、また来たくなる。それが渓流の魅力です。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた次回お会いしましょう!